プレゼントワイン其の二

 うちのチームのメンバーが転勤になりました。

 がんばってくれる子だったし、ムードメーカーなので、とても助かっていました。

 はあ、こっちで彼女できたのに、どーすんだ。

 と心配してもしょうがないので、プレゼントを買うことにしました。女性も男性もまずはある程度形で表さないと・・・といって、女性にはなかなか贈り物が出来ないAQRですが・・・。

 最良のシチュエーションを想定して、”地元で、彼女を発見したときに二人で飲む”

 最悪のシチュエーションを想定して、”こっちの彼女と別れの晩餐”

 いや、気が重くなってきた。

 彼の、いいところは、がんばりやさん。悪いところは、変に個性を出して上手い人のまねをしようとしないところです。

 気持ちがこもるといいなぁ。とおもってカレラの白(ポルシェじゃないよ)を買ってきました。

 カリフォルニアのワインですが、DRC(ドメーヌ・ロマネ・コンティ)と同じ地形を人工衛星を使って探し、オーナーはDRCで修行、苗もDRC物という、世界一を目標に、良い意味でマネ(こういうのをマイスター制とかいうのかな?)をしたワインです。いまや、カリフォルニア最高のシャトーのひとつです。

 いいものをマネをするということも真剣にやればその道のオーソリティになれるから、そういうこともやるんだよって、親心が伝わるといいのですが・・・。

 もちろん、熟成可能なのですが、若い物を渡しても、保存できないので10年物くらいを買いました。(正確には忘れました。カリフォルニアの年とのことでした・・・よく知らないんです(笑))

 渡した時に、彼女の話をしたら、頑張るつもりのようでした。彼女も納得してるようで、親に会いに行くといっていました。

 ”地元で、彼女を発見したときに二人で飲む”→”今の彼女と新天地で飲む”

 よかった。