剱岳ツアー 2009/9/18
剱岳ツアー 2009/9/16~9/20
Part2 2009/9/17
起きました。
ねむい。
まずは、ストレッチ。体硬いなぁ。
前より硬くなったような・・・。
たしか、5時前に日が出てくるとのことなので、その辺を狙っていきます。
あ、時間がちょっとあまったな。
山頂で食べるつもりだった朝ご飯の弁当を食べよう(笑い)、
あ、焼き鮭とか入ってる。結構豪華ですねぇ。
せっかく弁当にしてもらったのに・・・と思いながら、ばくつきます。
とはいえ、冷たい・・・。
ん、まだ、暗いかなぁ。
夜が明けてきました。
5:00すぎから、明るくなるとはいっても、その頃に出たのでは、渋滞するかもしれません。
で、ここはすこし、早めに出ることにしました。
そこで、5:02です。
2520mです。時計の高度計なので、まぁ、ずれもこんなもんってことで・・・。
ヘッドライトをつけます。
寒かったので、上には、長袖の服とレインウェアを着込みました。
ゆっくり歩きはじめます。
荷物重いなぁ。
出だしは、こんな感じです。
太陽のほうに目をやると、少し明るくなぅてきたような。
それなりの斜面をあがっていきます。
けっこう、ガレ場なので、歩きづらいです。
剣山荘のお兄さんが、ストックは置いていったほうがいいと言っていました。
確かに、早くも鎖場です。
まだ、暗くて、ぶれぶれですが、もう、稜線沿いを歩いている感じがしますね。
とりあえず、ピークらしいところは、ぜんぶ踏んどきます。
ここは、一服剱という分岐点ですね。
5:26ごろ、2631mです。
隊長を先頭に到着しました。
とりあえず、ちょっと休憩。
いい感じの朝焼けですねぇ。
ああ、これを剣岳で見られたなら・・・。
しばらく眺めていると、朝日が出てきました。
きれいだなぁ、と。
パワーをもらった気分になります。
さて、再出発ですね。
岩場を上っていきます。
すこし勾配は急ですが、まあ、このへんはまだまだ。
とか、言っている間に勾配がだんだん急になっていきます。
だいぶん、太陽も上がってきた頃、
ルートも、かなり本気な感じになっています。
奥に鎖があります。
近づいていくと
こんな感じ。
後でわかるんですが、この辺は、序の口です。
ここの向こうには、空が見えますねってことは・・・
稜線沿いに到達です。
んー、やっぱ3000m級の山は景色が別世界だなぁ。
稜線沿いの岩場を歩いていくと、向こうに空が見えるので、今度は下りですね。
下っていきます。
行き先は、こんな風に稜線が続いています。
これをいくのか。くだりもあがりもすごいです。
この辺で、実はこのルートもものすごいアップダウンを行かないと剣岳にたどり着けないパワーコースであることがわかります。
・・・これはこれは。
とはいえ、歩き続ければ、前に進みます。
前剱到着です。
前剱岳 2813m 富山県2009/9/18/6:16
まぁ、3分ほどで出発です。
ここから、先を見るとこんな感じですね。
んー、あれかなー。
まだまだ、といえば、まだまだだけど、もう少しっていえば、もう少し。
もう、下りはあまりなさそうです。
隊長と記念写真を撮ります。
太陽も上がって、雲もいい感じです。
雲海が、僕の好みです。
またもや、もう何度目かの鎖場です。
鎖場多いなぁ。
鎖場を見下ろすとこんな感じです。
鎖場にはさまれて、
真ん中のあたりに金属の橋が見えるのがわかるでしょうか。
ええ、久しぶりです。
足がすくみました・・・。
この橋、手がつかまるところがないんですよ。
30cmほどの金属製の橋。しかもちょっと傾いています。
怖いよー。仕方ないので、心を落ち着かせるために、写真でも、とい下を覗きました。
あきらかに、逆効果です・・・。
足をそろえ、一歩15cmの小刻みで何とかわたりきりました。
最大の難関です。
橋をわたったら、すぐに鎖場ですが、こんなの橋の恐怖に比べれば、何てことありません。
腕力さえあれば、何とかなるんですから。
なんとか、最大の難関をクリアすると、再びなだらかな道へ。
今見ると、そうでもないような気がしますが、そのときは、ああ落ち着いたと思いました。
で、すぐに次の鎖場です。
まあ、こんなの、大キレットなら、鎖もないくらいさ、余裕綽々って上ります。
橋の時と違って、今は、空を見上げる余裕もあります。
てくてく歩いていくと・・・。
剱岳最大の難関といわれている(私はそうは思わないけどね)カニの縦這です。
でーん。確かに垂直に上ってるな・・・。
ああ、鎖の向こうの空が青いよ。
力技なので、腕力で上ります。
さっきの垂直をクリアすると、そのあとは、少し斜度がゆるくなります。
垂直じゃなくなったっいて、言う意味ですが・・・。
隊長は、もう、この程度では、満足できないようです。
よそ見しながら、上がっていきます。
さすが隊長、もう世界有数のアヒル系アルピニストです。
で、もう少し上に行くと、こんな感じ。
ん、ルートが垂直じゃないだけで、斜面が垂直でも、なんだか楽そうに見えるのは、もう、感覚が麻痺してるんでしょうねぇ。
で、下を見るとね、こんな感じ。
ええ、ほとんど垂直です。
どんどんあがります。
ちょっと、下を見て見ます。
怖くありません。
なぜって・・・橋のところと違って、あそこまで滑り落ちたら、そこで止まりそう。
そこなしな感じがしないからだと思います。
上りきりました。
空が青い。
ふと見ると、横に、下りルートがあります。
上がりと下りは、別ルートです。
ここが、有名な、カニの横這のようです。
見た感じは、あまり怖そうに見えないけどなー。
それにしてもいい天気ですねすねぇ。
気分がいいです。
平日なので、ほとんど独り占めですね。
隊長がいたせいか、雷鳥さんもいらっしゃいました。
私も勘違いしていたのですが、カニの縦這からすぐに頂上だと思っていたのですが、しばらく歩きます。
今までの行程に比べれば、うそのような、平たい感じです。
で、しばらく歩くとですね。
高い山には恒例の神社?のようなものが見えてきます。
きました。
剱岳。
当然の2999m。
隊長残念。身長差で3000m届かずですが、
剣岳 2999m 富山県2009/9/18/7:59
私はこの瞬間、上半身は3000m越えに違いありません。
まぁ、隊長は無理だけどねぇ。
周りを見渡しても
すばらしい天気です。
もちろん、コーヒーも、空に向かって、、
神社に向かって、いただきまーす。
クッキーなど、いただきながらゆっくりします。
隊長もあったかなザックの上で夢見心地のようです。
今日もありがとう、マイザック。DANAのブリッジャー最終モデルです。
んー、太陽がまぶしい。
さて、落ち着いてきたので・・・。
記念写真をとってもらいました。
平日でも10人くらいいたでしょうか。
それほど広い頂上でもないので、休日を想像するだけで・・・。
たぶん、鎖場だらけなので、大渋滞でしょうね。
あの、谷間あたりから来たんだよねぇ。
あそこまで戻るのも、大変そうだなぁ・・・。
とはいえ、そろそろ一時間くらいいますから。
9:05ごろ出発です。
そろそろ、出発です。
神社の裏を回って、下っていきます。
さて、空の写真を撮りながら下っていきます。
と、平和な下りはここで終了です。
さっきの、カニの横這です。
この方の前の方が渋滞を引き起こしたようです。
登山者が少なくとも、一人遅ければ、鎖場では渋滞です。
ここで、後ろの人が降りると、停滞の人がプレッシャーを受けますから、ここで、後ろの人を止めて、渋滞が収まるのを待ちます。
隊長ちょっと、暇そうです。
渋滞が止んだようなので、降りていきます。
前の方のあたりで、腹ばいになって、足を掘り出して、鎖につかまり、見えない部分のくぼみに足をひっかける必要があります。
腕力に自信がないとか、荷物が重過ぎるとかいう人には、かなりつらいでしょう。
さっきのあたりを反対側からとるとこうなります。
鎖につかまっているので、足元は見えません。
感覚だけで、足を引っ掛けていきます。
このへんは、事前に知っているかどうかとか、あと、腕力とか、根拠のない自信とか・・・になります。
そのまま、進行方向を見ると、はしごです。
ここも、乗り移るのは、怖いですね。
こういうのは勢いなので、勢い途切れさせず、乗り移りました。
(といっても、写真を撮るのにわざわざ止まっていたわけですがね・・・。)
下を見るとこうです。
うん、下を見ずに行きましょう。
はしごが終わると、鎖が待っています。
下から見ると、こういう風に見えます。
さて、さっきの、カニの縦這上り口近くまで戻ってきました。
隊長の上には、鎖場です。
多いなぁ。鎖場。
次から次へと鎖にしがみつきます。
ここも渋滞対策?で、行きと帰りの鎖場ルートが異なっています。
さすがにここまでくると余裕も出てきます。
やはり、高山植物は早夏がよいようで、いろんな高山植物を見るというわけにはいきませんでした。
それでも、雲海を眼下に見下ろして、ご機嫌さんなトレッキングは続きます。
隊長も少しペースを落として、周りを見渡します。
ただ、流石にちょっと疲れてきました・・・。
いい加減、剣山荘につかないかなぁ。
今日も、行けるところまで行く計画なのですが、この分では、あまり進めそうにないようです。
疲れてきたので、ああ、このまま、降りて帰っちゃおうかなぁ、とか考えながら歩きます。
というのも、足が痛くなってきたんですよね。
念のために、巻いてきたひざ上に巻いているベルトを少しきつく締めなおして、歩き続けます。
やっぱ、ここ2年くらいで、少し太った分が効いていれうのかなぁ・・・。
それとも、荷物が重いのかなぁ。
いくつ鎖場があるんだと思いながら、鎖場を登ります。
でも、鎖場自体は嫌いではないんですよ、むしろ、楽しい感じです。
鎖場から横を見ます。
ガスが上がってきたような気がします。
そろそろ、地表の温度も上がってきて、ガスが上がってきたようです。
今頃は、剱岳の景色もだんだん悪くなってるでしょうね。
早く行ってよかった。
んー、先は長いなぁ。足が痛いのでガレ場をゆっくり下ります。
名前は知りませんが、よく見る高山植物が、咲いていました。
振り返るとこうですが、
先を見ると、もう、ちょっとってところです。
分岐点まで戻ってきました。
最後の鎖場を通過して・・・
剣山荘に帰ってきました。
2493mです。まあ、ちょっとずつ違うのは、ご愛嬌。
隊長は、おねいさんに、お出迎えられています。
流石、隊長です。
昨日一緒に歩いたおっちゃんがいました。
ここで、おっちゃんたちと雑談しながら大休憩です。
足がいたいから。
歩けるかなーというところで、11:53ごろ出発です。
剣山荘から、まずは、剱岳小屋に向かいます。
30分もかからずに到着。13:14
再び休憩。だらけてるなぁ・・・。
あの山に登ってきたわけですねぇ。
さて、剱岳前小屋を出発し、剱岳御前小屋に向かいます。
と、その前に、昨日よった、診療所の中を見せてもらいました。
今は、シーズンオフで先生はいないそうです・・・。
ああ、怪我しなくてよかった。
さて、あっちのほうへ、歩いていきます。
疲れている、というか、足が痛いので、すごく遠く見えますが、実際はそれほどでもないはずです。
ちょっと、緑があります。なんだかうれしい。
剱岳に別れを惜しみつつ、上っていきます。
それにしても、アップダウン多いなぁ。
剣御前小舎到着です。
14:19です。微妙な時間ですが、ここで、先に進むのはあきらめます。
というのも、室堂に降りて帰ることはできますが、もう少し山を楽しみ奥大日岳をルートも捨てがたい。
ここで、今日は、宿泊することにして、明日調子がよければ、進むことにしましょう。
まぁ、剱岳はクリアしたしね。
せっかくなので、時間もあるので、少し、荷物を減らして、別山に向かいます。時計読みで2779mです。
はじめは、ガレ場ですが・・・。
すぐに、快適な感じになります。
はじめの少しののぼりさえクリアすれば、あとは、楽しいトレッキングです。
一本道をひたすら歩いていきます。
雲海も気持ちいいですが、少し、ガスが出てきたのか、涼しくなってきました。
少し、剱岳も見えます。
てくてく、歩いていくと、
別山中?にお社のようなものがあります。
お参りして、次に進みます。
ここは、以外に広いですね。
もう少し歩くと、別山です。
ありました。
到着、別山です。
別山 2880m 富山県2009/9/18/14:59
隊長も到着です。
別山は、剱岳の写真スポットらしく、朝日や夕日はとてもいいそうです。
確かに険しそうだなぁ。
さて、帰りまししょう。
剱岳を見るとガスが上がってきました。
ああ、いい感じです。
雲海もかなりいい感じになってきました。
太陽もガスかかっています。
あとは、極端な上がりもなく、お気楽極楽お散歩です。
雲海を眺めながら、歩いていくと小屋に到着です。
15:59です。
ここからは、だらけて、部屋でうとうとしてしまいました。
10人以上は入れそうな部屋に3人。ついてるなぁ。
明日から、長期連休だから、すごく込みそうです。
そして、ストレッチなんぞしながら、晩御飯を待ちます。
普通においしいです。
山小屋にしては、トマトがあるとか、少し、室堂に近いからでしょうか。
剣御前小舎のカウンターです。
大番頭さん?と看板娘のお二人です。
ご飯をいただいたので、少しばかり防寒装備で夕日を見に行きます。
太陽が落ちる時間です。
夕日が落ちると、だんだん空の赤がだんだん濃い青に侵食されていきます。
夕日も見終わったので、今日は明日の準備をしてご就寝です。
さて、明日も天気で体も調子が良いといいなぁ。
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