剱岳ツアー 2009/9/16~9/17

 

剱岳ツアー 2009/9/169/20

Part1 2009/9/16

もう、3000mOver制覇と思っており、何しようかなぁ、と思っていた

平和な日々。あ、六甲でも縦走しよう(また、今度書きます)とかしていた頃

Harryさんから、

”上半身は3000mの剱岳に・・・云々かんぬん”

え・・・まじですか、そんな事いったら気になるじゃないですか・・・。

まずは、いろいろ心の準備。

どうやら、剱岳というのは、相当難易度が高いらしいということ。

”一般登山者が登る山のうちでは危険度の最も高い山”

とのことでした。

とはいえ、難易度的には大キレットよりは下とのことですし、室堂はすでに2500m近いので、大キレットの1500mあたりから上がるのに比べれば、ずいぶん体力的にも余裕があるだろうと考えました。(間違いです。)

天気を見ながら、会社の方に、休んでいいですかねーと相談。

お客さんにも相談。

週間天気予報を見て、9/19,20,21,22の休みに9/17,18の木、金曜と休みをくっつけました。

実際の山行はそんなにかからないと思いますが、シルバーウィークといわれるこの週は山小屋の混雑も予想されます。そこで、9/17,18,19と歩いて20には下りる感じなら、いけるのでは?との判断です。

それに、前半に休みを取れば、

高速バス ~ 朝1~2番目くらいの電車で室堂

と現地に移動できます。ここは、関西から日本アルプスへのアクセスが悪いことから、なんとか時間を有効活用できますし、高速バスも混雑するだろうシルバーウイークをはずせるので容易に席を確保できます。

(この時点で、シルバーウイークの高速バスは満席でした)

高速バスはくつろげませんが、一日目は、スタートの室堂から高低差がそれほどない剣山荘ですから、それほどではないはずです。

で、水曜は、そわそわしつつ、お仕事を終了し、速攻で帰宅です。

接骨院にいって(笑)

お風呂に入って、京都へ。

京都駅で、バスまでの時間をにらみながら、駅のカフェでナシゴレンを食べながら待ちます。

時間にもう少し余裕があったので、東本願寺へいって旅の安全を祈願しました。(しまってたけどね)

バスに乗って、お酒の力を借りて寝ます。休憩のPAでも下りず、ひたすらうとうとしながら到着を待ちます。

さて、今回の計画ですが・・・・。

  • 一日目:京都~富山@バス

    富山駅~立山駅@電車

    立山駅~美女平駅@ケーブルカー

    美女平駅~室堂@バス

    室堂~剣御前小舎~剣山荘

  • 二日目:剣山荘~剣岳~剣山荘~ 剣御前小舎(~あわよくば室堂)

  • 三日目:剣御前小舎(~あわよくば室堂)~室堂~行きのルートで帰宅

と考えて、オプションで余裕があれば

  • 四日目:剣御前小舎~奥大日岳~大日小屋

  • 五日目:大日小屋~大日平小屋~弥名滝

    弥名滝~立山駅@バス

    あとは行きのルートで帰宅

とオプションを考えました。

Part2 2009/9/17

さて、うとうとしていると5:00ごろ富山駅へ。

富山~室堂のほうが、松本~室堂より、交通費がかかることから、こちらを選択しました。

富山駅近くのコンビニで朝ごはんと昼ごはんコンビニで購入して5:30過ぎくらいの電車に乗り込みました。

朝ごはんを食べ、うとうとしていると

もうすぐ、立山駅のようです。

立山駅でロープウェーに乗り換えて、美女平駅で更にバスで室堂に向かいます。

8:37ごろ、隊長がしばらくできないだろう水浴びをしている間に、私も水補給です。

今回は水を2lポカリを溶かします。

それ以外に0.5l程度予備に準備します。

さて、立山はいい天気です。

隊長もかなりやる気になっているようです。

え、見えないって?

ほら。

さて、隊長、いきますか。8:49出発です。標高は2448mです。

さて、と、まずは、観光用のルートで雷鳥平へ進みます。

この石道のせいで、雷鳥は、移動中に石道に出たところを鷹などに襲われるそうです。

なんだかなぁ。

自然はきれいで、たのしいです。

みくりが池です。

で、下を見ると、地獄谷(だっけか)が見えます。

温泉がわいてるんです。

どうやら、あの奥の山が剱岳のようです。

遠いなぁ。

ですが、今までの山行ほどの高低差ではなさそうです。

そのときは思っていました・・・。

血の池地獄を経由して

雷鳥平まで下ります。

2300mくらいまで降下します。

ああ、もったいない。

せっかく2450mから始まったのになぁ。

いまや、2297mです。ちょっと休憩です。

9:50に再び出発です。

ここから、橋を渡って。ひたすら上ります。

早くもこの辺から丸マークが始まります。

岩ばかりですからね。

振り返ってみると、さっきの川が、岩の筋のように見えます。

一応、丸のマークを追っていきます。

岩をのぼり気味で生きます。

んー、なんだかちょっと怪しいような・・・。

先がだんだん、ほそってきてますよね。

振り返ると、雷鳥平と今まで歩いたルートです。

で、途中で・・・どー考えてもおかしいぞ、このルート。と思い立ちました。

まあ、普通に上れてるんですが、ちょっと一歩が大きいような・・・。

と、斜め上を見あがると道が・・・。

まぢですか。

途中からルートをはずしたんでしょうか。

それとも、途中で終わっているはずの道を進んじゃったんでしょうか。

ああ、高山植物さんごめんなさい。

と、斜めに駆け上がっていきます。

こういうときは、大体恒例のガレ場が最後に控えていて、足元を崩しながら上ることになります。

あー、もう。

上りにくいルートを着たのと、ルートの移動で一時間くらいロスしたかな。

そして、まともな道から、雷鳥平を見下ろします。

あーまともな道。

出だしは普通こんなもんですよね(笑)

上のほうに、スタートの室道が見えます。

ちょっと左のほうを向くと、たぶん左が、立山ですね。

このへんで、見知らぬおっちゃんと知り合いました。

おっちゃんだけど、渋いサングラスをかけています。

遅れを取り戻すべく、がんがん標高をあげていきます。

久しぶりの高山で、まだ、体がいうことをききません。

といっている間にやっとのことで、剱御前小屋に到着です。

11:19に到着です。2764mです。

中はこんな感じです。

外はこんな感じ。

まずは、隊長と腹ごしらえです。

あれが、剱岳かなぁ。

いい天気です。

隊長はやる気満々で、剱山荘のほうへ行こうとしていました。

私としては、剱岳小屋のほうも見てきたかったので、ルーと変更をお願いしました。

さて、出発ですね。11:52です。

さっき知り合ったおっちゃんと、、右っかわのルートを下っていきます。

下っていくんですよー。

ちょっと歩いたら、もう、剱御前小屋があんなに上に見えます。

ああ、もったいない。

もちろん前方には、剱岳が見えます。

いい天気だなぁ。

この辺が、旧剱岳小屋の跡地です。

ここからだったら、眺めもいいなぁ。

おっちゃんも、下っていきます。

景色を見ながら下っていくと、下に何か見えます。

あれが、剱岳小屋かなーと思って近づいていくと・・・。

なんと、診療所と派出所でした。

こんなところがあるんだったら、安心安心。

・・・って、何が?

いや、お世話になりたくないものです。

下を再び見ます。

あの赤いのが今度こそ、剱岳山荘かな。

池も見えます。

これだったら、ここは、水が豊富なんだろうなぁ。

とか言っている間に、剱岳小屋に到着です。

こっちから、吹き降ろすんでしょうね。

強固に石垣?に守られています。

右から回り込むと、ですね。

剱岳小屋の入り口です。13:00です。ここで、2489mです。

立派ですねぇ。

番をしていた、お兄さんと隊長のツーショットです。

お兄さんも男前でした。

ここから、剱岳が一望できます。

んー、あれかー、ずいぶん下ったから、ずいぶん上らないといけなさそうだなぁ。

で、ちょっと、進んでいくと

あれが、剣山荘ですね。

たしかに、いい位置にあります。

ちいさな、池を迂回していくと・・・。

剣山荘に13:27に到着です。標高は剱岳小屋と同じくらいの2491mです。

こちらも、立派です。

あー、いい天気だなぁ。

非常に時間的に微妙なので、ここは、明日に備えます。

備えるっていうのはですね・・・。

おっちゃんたちと、雑談をしながら、飲んでいました。

で、夕食の時間です。

ちょっと揚げ物多目ですが、山ではハイカロリーOKですから。

今日は、このへんで、ご就寝です。

一応、少しばかり、といってもストックくらいですが、おいていくことにしました。

ということは、あまり重量が変わらんということなんですけどね。

で、明日は4時に目覚ましをセットします。

明日に続く。

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