EPS考(其の参)

 ああ、ベテランさんは読まないでね、的な覚書です。

 ロータス エリーゼ(もしかしたらヨーロッパくらいからかもしれないけど)にEPSとか、いいもと思うんですよね。

 という考察の第三段です。

 えー、話がややこしいのですが、第一弾はこちら、第二段はこちらです。

 フィーリングはといえば、好みもあると思いますが、BMW528のヨーの出方なんてすばらしいですね。ああいう車を作っている人たちはエンジニア冥利に尽きるでしょうねぇ。

 EPS車両で、(可変ギアがなければ)私の中の評価では一番いい車です。(可変ギヤのせいでいつも思ったところに車が行かない・・・。)

 320に比べて528の足の動きやヨーの出方はふた回りくらいすばらしいと思いました。これは、本当はBMWのエンジニアは528のように作りたかったのだと思うのですが、コストやスペースの関係で320のフロントがストラットになっていることに由来するように思われます。

 もちろん、320も他の車に比べれば十分に飛びぬけていると思います。

 高速道路だけなら、BMWより運転が楽なのはVWゴルフ5(普通のやつね)だと思います。(最新のゴルフ6は乗ったことがないので・・・。)

 なんとも、ちょっと位何かあってもびくともしない感は、とってもリラックスして運転できます。

 いや、いまや、EPSの車にはすばらしい車がかなりあります。

 じゃあ、なんで、EPS搭載のフィーリングが悪いといわれるんでしょうね。

 これは第一弾(こちら)に書いたので、特に繰り返しませんが、さらに言えば、出来の悪い足をEPSでごまかすという風に悪循環が出来上がっているように見える車もあります。

 EPS自体もお金がかかっているかどうかってのもあるかとおもいますが。

 でもですね、個人的に一番思うところは、実は交換できないから文句言っちゃうのかなーと思っています。

 不出来な足でも、ショックくらいは交換して総合性能は低いなりに好みに出来るかも知れないですよね。

 不出来なエンジンも、チューニングしたりできるかも。

 でも、EPSは交換の余地がほとんどありません。たぶん。エンジンコントローラチューンのように簡単ではありません。(複雑という意味ではなく、そういうことをしてる人がいないという意味でですが)

 もしかしたら、いい足にいいEPSと言う意味では、新生ロータスなんかEPS搭載もありのような気がします。