大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー 2011/5/7~5/8
大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー
2011/5/2~5/8
Part6 2011/5/7
さて、深夜、ふと手を伸ばすと冷たいことに気づきました。
浸水・・・。
初めての投入したテントなのに・・・。
テンションがびっくりするくらい下がります。
とりあえず、近くにトイレがあるので、必死で、荷物を移動させます。
結構ぬれてしまいました。
トイレに入れられる可哀想な私の装備たち。
深夜11:40ごろですから、浸水したのは11時ごろでしょうか。
なんとも、無残な感じです。
トイレに干されるシュラフや雨具です。
このトイレは新しく、匂いがないのが救いです。
ともかく、絞って、拭いて、荷物を選別していきます。
少しでも乾かします。
本当にテンションが下がりますが、ここまできて、もうどうしようもありません。
トイレの水(といっても雨水)でタオルを洗っては道具を拭きます。
一段楽したころにはもう、4時前でした。
もう一度テントを張る元気もないし、また浸水しても困るので、トイレの入り口で仮眠しました。
なんとも残念な感じです。
もちろん熟睡できるわけもなく、朝を迎えました。
フリーズドライの朝ごはんを食べて、雨に突入する前からすっかり濡れてしまった道具を担いで5:44ごろに出発です。
さて、最終日にして、寝不足なのは非常につらいですが、致し方ありません。
ともかく、熊野本宮旧社地まで7時間強です。
もう一度、玉置神社に向かいました。
この先、こまったことが無いようにお願いしました。
さて、出発です。
6:07ごろ出発です。
ひたすら下っていきます。
200mは下ったころ、再び上りになります。
雨の日、倒木を回避するのは大変です。
結構、疲れてきました。
寝不足なのか、それとも、もう疲れがたまってきているのか、と思いますが。
上がりでずいぶん疲れてきたころ、ピークに到着です。
大森山
1078m
2011/5/7 8:00
アップダウンを通過して、次のピークです。
大水の森(大森山三角点)
1044m
2011/5/7 8:12
下りがひたすら続きます。
やっと、雨が上がってきました。
下りも急なところが結構あって、かなり動きが悪いです。
なんせこの辺は、土が粘土質で滑ります。
11:00ごろちょっと見晴らしのいいところに出ました。
かなり、急な坂の途中だったので、休憩がてら、レインウェアを脱ぎます。
微妙に熊野川も見えます。
橋も見えますね。
すっかりいやになりながらも、行くしかないので下って行きます。
結構下りがきついです。
散々下って、少し緩やかになりました。
ここからは、再び、小さなアップダウンを繰り返しながらだんだん下っていきます。
大黒天神岳
573.9m
2011/5/7 12:29
アップダウンを繰り返しながら下っていきます。
もう、標高300mくらいです。
ですが、ここからアップダウンがこれでもかというくらいあります。
もう、無理かも、と思ったりします。
かなり距離があります。
足がすっかり疲れた後の、距離があるのはかなり足にきます。
たぶん、吹越権現だとおもいます。
立派な感じです。
このあとも、ひたすら続くアップダウンにさすがに、今回初の休まないと無理な感じになりました。
もう、足が痛いです。
こんなになるのは、たぶん初めてです。
こんなになるまでに、今までは適当に休憩していたのか、それとも、あまりにも長く続く下りの上、すべる雨の粘土質に疲れたのでしょうか。
14:50ごろ、切り倒された木に腰掛けて、ザックを降ろし、20分ほど休憩しました。
しゃりばての可能性も考慮し、カロリーメイトをむりやりのどに入れ、キャラメルをなめました。
15:45ごろ、七越峠すぐの広場の展望台に着きました。
正面に熊野本宮旧社地が見えます。
もう、車でこれるあたりの公園に最後だろうお社がありました。
本当は、車道でもいけるのですが、最後の最後まで土の上のルートで歩きます。
意地になって土の道を歩いたら、二つ三つアップダウンがありました。
もう、勘弁してほしいと思っていますが、意地です。
17:04ごろ、標高74mここで、土のルートの終点です。
振り返ると、熊野川です。
川沿いを歩いていきます。
もう土ではありませんが、大峯奥駈道とあるので、歩き続けます。
ただ、もう、気分的にはずいぶん楽です。
やや体を引きずるように歩いていますが、お金でものが買えるエリアです。
水がなくてどうしようとか、考えなくてもいいです。
橋をわたります。
後ろを振り返ります。
さて、アスファルトを歩きながら、周りを眺めます。
コンビニらしきお店で、ジュースを買いました。
パインの100%ジュースです。
なんだか、胃に染みわたるなぁ。
ここが、旧本宮の入り口です。
写真をとってはいけないと書いてあったので・・・ですが。
ものすごく気持ちのいい公園といった感じです。
2011/5/7 17:32 標高74m ここで、大峯奥駈道の終点でしょう。
せっかくですから、熊野本宮大社にもお参りします。
この先は、撮影禁止なので、ここまでです。
ここまできて、自分のこと、家族のこと、いろいろお願いしました。
実はここには4つもお参りするところがあるので、何回も同じお願いをしました。
さて、宿泊するところもないので、川沿いでテントを張るのを腹に決めました。
熊野本宮前のB&Bが休暇であったのと、熊野本宮はお参りできたのですが、人はいなくて、お札も替えませんでした。
もちろん、宿坊に泊めてもらえるか聞くことも出来なかったです。
コンビニで、冷麺(それしかなかった)を購入し、水を購入し、お酒を購入しに酒屋さんに入って、雑談をすると、
酒屋さんに遊びに来ていた、肉屋のお兄さんが、友達が宿をやっているのであいているか聞いてくれるとのこと。
で、転がり込みました。
久しぶりのお酒は、おいしいような、胃にきているような。
お風呂に入って6日分の汗を流しました。
Part7 2011/5/8
六時ごろ起きました。
きれいな部屋で、昨日はゆっくり寝れました。
なんだか、山から下りてきて、暑いような気がします。
きれいなお庭を眺めながら、出発の準備をします。
きれいな部屋のB&Bです。
“蒼空(あおぞら)げすとはうす”さんです。
たしか一人だと7000円(素泊まり)だったと思います。
(もしかしたら、朝食付きで7000だったかも)
熊野本宮から少し離れているのと、田舎のB&Bということだけ考えると、少し高いとも思いますが、
すごくきれいな部屋と立派なお庭を考えるとね。
次ぎ着たら、またお世話になると思います。
今日は、正面から、熊野本宮旧大社にお参りします。
旧大社をでて、次は新大社へ向かいます。
朝なので、人がいませんね。
階段を上っていききます。
足がまだ痛くて、動きが悪いです。
さて、お参りです。
さすがにここまで来れば大峯奥駈道制覇でしょう。
昨日も着ましたけどね。
昨日と同じお願いを今日もしました。
横の本堂?にもおまいりしました。
有名な三本足の烏です。
大阪に行くなら、紀伊田辺経由が早いとのことで、バスの時間まで、旧大社に向かうことにしました。
旧大社は、なぜかすごく癒される気がします。
ものすごくお気に入りです。
旧本宮に向かう前に
熊野川によりました。
すぐ横です。
水も結構きれいです。
大鳥居にも三本の足の烏ですね。
旧大社でもっとゆっくりしたかったですが、バスの時間です。
のどが渇いたので、しぞサイダーをかいました。
バスに乗って、たっぷり2時間で駅に着きます。
くろしおに乗って新大阪経由で帰ります。
今回の旅、最後のご飯は、熊野古道のお弁当です。
マグロの煮つけがおいしいです。
熊野古道のひとつでもっとも厳しいといわれている、大峯奥駆道を歩きました。
実際のところ、一番苦労した、玉置神社から熊野本宮までは、行者さんも歩かないそうで、行者さんのコースは一番長くても、吉野から玉置神社だそうです。
確かに、下りが急で、粘土質はすべるし、距離もあり、あまり楽しくないかもしれません。
でも、ここまでくれば、最後まで行きたいという気分になります。
この辺は、修行に来ている方と、歩くこと自身を目的にしている私との差かもしれません。
今回は、いろいろ、反省はありますが、6日の縦走ができることがわかったので、テントを担いで、低山縦走をもっとしてみたいですね。
ただ、その前に、装備が15kg位にならないものか、と思ったりしますね。
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