大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー 2011/5/4
大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー
2011/5/2~5/8
Part3 2011/5/4
4:00ごろに起きました。
ストレッチします。
で、カロリーメイトとコーヒーを食べました。
コーヒーはスティック二本分でダブルです。
油断していたせいか、出発が5:30を過ぎていました。
5:38出発です。
1881mです。(時計によると)
朝日でてきてるなぁ。
本当はゆっくり朝日を見たいですが、昨日の地図の歩程と実際の時間を考えると時間の余裕はありません。
今日の目標は深仙小屋です。歩程は7時間と少しです。
が、とりあえず、少しだけ。
小屋をでてしばらく下りますが、すぐに上がるはずです。
植物保養のゲートがありました。
ただ、怖いのは、昨日同様、雪がそばまで・・・。
逆行の朝日はきれいだなー、と眺めつつ、
このルートに気を病みます。
もう行くしかないのはわかっているのですが・・・。
雪の上を歩きます。
アイゼンなんかありませんが、まあ、ストックがあればこのくらいは何とか大丈夫です。
やっぱ、日のあたるところは溶けてますね。
6:15ごろです。
1914.9m 2011/5/4 6:15
八経ヶ岳
今書いていて気づきましたが、近畿最高峰だそうです。
近畿最高峰を制覇しました。
そのときは、そんなこと考えてませんでしたが・・・。
朝日を浴びて、パワースポットのパワー充電です。
近畿の山も深い感じがします。
山の向こうは山っていう風に折り重なってますね。
しばらく、太陽を浴びて出発しました。
太陽が気持ちいいなぁ、と上ばかり見ていましたが・・・。
これは、鹿の足跡じゃぁ・・・。
リアルです。
このあたりのトレイルは歩きやすい感じです。
太陽が気持ちいいなー。
と思いながら歩いていると、また雪です。
ん、さっきの鹿さんでしょうか。
昨日は、ずいぶん冷え込んだようです。
氷が張っていました。
山小屋泊にしてよかったです。
このあたりでは一番標高が高い稜線沿いのせいでしょうか
ダメージを受けている木が目立ちます。
道も少し崩れ気味ですが、問題ないです。
太陽もずいぶんあがってきました。
昨日の時間のかかりようを考えれば、がんばらないといけません。
雪も残っていますが、問題はこの先でしょうか・・・。
しばらく、このルートのもっとも標高の高いあたりなので心配です。
一昨日前の小屋で、伺ったら、八経ヶ岳の先が雪が多いといわれていました。
実際のところ、明星ヶ岳の上りで、雪一面でして、ルートに迷うまでは行かなかったのですが、
ルートファインディングで結構時間がかかってしまいました。
実はここでは、まっすぐ上るのではなくて左に回りこむのが正解なのですが、もうちょっとでまっすぐ上るところでした。
さすが日が高くなってきました。
もう、まぶしいです。
小さく、上がったり下がったりします。
ちょっと、鎖やロープのポイントもあります。
稜線に上ったり下ったりしながら進んでいきます。
雰囲気出てきましたね。
気持ちのいいトレイルだけど、横は切れているところなんか、なかなかいい感じです。
相変わらず、倒木は多いですね。
根こそぎ倒されているところから、強風度合いがわかります。
倒れている方向が、すべて同じなので、風の向きもわかります。
これだけ倒れていると、やはりトレイル上にも倒れていまして、重い荷物でこれを避けるのが大変なんです。
以外に疲れる原因はこれかも。
このあたりは、道は気持ちいいのですが、
やはり、下りはあまり得意ではありません。
とはいえ、がんばって下っていきます。
この辺は、落ち葉が多いですね。
春に落ち葉って、と思いますが、たぶん、雪の下で分解されなかったものが、雪解けで姿をあらわしたのでしょうか。
そうそう、このような倒れ方の倒木が結構あるのですが、これがつらいのです。
下を通るにしても、かなりかがみますし、上を通るにはかなり遠回りです。
気持ちよく歩いていける感じですが、
雪の不安が残ります。
先に見える、倒木を乗り越えたりして、ちょっと疲れながらも、進んでいきます。
しばらく歩くと、広い場所に出ます。
広くて気持ちいところです。
休憩することにしました。
8:50ごろです。
ここで、防寒対策に着ていたレインウェアを干したりして、休憩しました。
昨日の夕食の残りというか、残ったご飯をここでいただきます。
朝出たのも早かったので、すでにおなかが減ってきています。
今日は、しゃりばてだけは避けるように調整します。
気持ちのいい広場です。
ここで、テントを張って泊まるのもいいですね。
標高1600mくらいなので、たぶんここが迷平ですね。
水場はありません。
広くて、適当な長さの草が生えていて、気持ちのいいところです。
しばらく、休憩して、9:07ごろ出発します。
さて、気持ちいい野原をあるきます。
天気もよくて、雲ひとつない、と思っていたら、かわいく雲が浮いていました。
なんだかとても不思議な感じでした。
この辺はすごく気持ちいいです。
んー。この辺でだらだらしたいなー、とちょっと思ったりしました。
食料と日程に余裕があったらなぁ。
しばらく、本当にイメージどおりの野原っていう雰囲気のエリアを歩けます。
実際は、笹っぽい感じで、寝転がっても痛いかもしれません。
気持ちいいエリアも終わって、
崩れています。
十分な整備を期待できるようなルートではないことがわかります。
看板があります。
9:47ごろ楊枝ノ宿小屋に到着です。
標高は1581mくらいです。
トレイルから横に入るとあります。
中も十分きれいです。
どなたかいらっしゃるようです。
ここは、先に急ぎます。
歩程が2時間40分なのですが、4時間くらい歩いていますので、やはり歩程どおり歩けていません。
今日の目標の深仙小屋までまだ歩程で4時間以上あるので気が抜けません。
地図を見るとしばらくは上りなので少なくても足が痛くなる心配はなさそうです。
息を切らせながら歩いていきます。
あのあたりが稜線でしょうか。
稜線沿いに出ました。
ここから、また、稜線に出たり、少し横にそれたりしながら歩いていきます。
木の中が盆栽のようになっています。
面白いです。
こちらはなんとも、山の上の平原のようです。
このあたりは少し日陰になっているせいか、苔も多いですね。
門のような木々の間をすり抜けていきます。
気持ちよく歩いていきます。
11:21ごろ、鳥の水に到着です。ここを逃すともう先に水場は深仙までありません。
水を見るとかなり飲んでいたので、いっぱいになるまで補給し、今日の晩のために500ccさらに担ぎます。
ここで、横においていたザックを転がしてしまって、泥まみれにしてしまいました。
結局、ザック拭いたりして、20分くらいいました。
水でコーヒーを飲んだりして、少し休憩しました。
私は目が行ってすぐに気づきましたが、少し荒れたところを歩いているところなので、一生懸命歩いていると見落とすかもしれません。
しばらく進むと、雪が残っています。
やはりこの辺は日陰になりやすいところなのでしょう。
林の中を歩いていくと、稜線にでます。
稜線に出ると、展望が開けます。
すごく立派な岩が見えます。
ここが、孔雀覗だと思います。
やはり、稜線沿いは強風なのでしょう。
右と左で枝の伸び方が違います。
こちらでは、木の倒れる方向がみな同じです。
ずっと稜線沿いですが、やはり稜線沿いを歩いてきます。
稜線沿いがすきなのですが、いまひとつ乗らないのは、雲海がないからかもしれません。
しばらく行くと道が途切れます。
鎖を伝って、下に下りるようです。
下から覗くとこんな感じです。
大岩が見えたりして、景色がいいな、と思うのですが・・・。
大岩に向かって道が続いています。
アップダウンが多いので、ちょっと気がめいります。
エスケープするにも、下りがつらそうです。
大岩の横からの景色もきれいです。
このあたりは歩きづらくて、鎖がいくつかあります。
道が狭くなっていたりして、気をつけて歩きます。
このあたりは小さく、上り下りがあり、なかなか大変です。
稜線だけを見ても、これだけ下って、また上るのか、と思うと少し気がめいりますが、ここはがんばっていきます。
大岩に向かって歩きます。
まっすぐいければいいのですが、
岩を超えるのは無理なので、下側を回り込みます。
大岩を右手に、また上ります。
下りよりましですが、水を補給して、本日一番の荷物の重さになっているので、やはり疲れがたまります。
たぶん、この稜線沿いを途切れるまで歩くと熊野なのでしょう。
しばらく歩くと、
またもや鎖場です。
このあたりを何とかがんばると釈迦ヶ岳に着きます。
釈迦ヶ岳
1799.6m
2011/5/4 14:00
三角点もあります。
見渡してみるとなんとも見事に稜線沿いにトレイルがあるのが見えます。
頂上には行場もあります。
ここまでくれば、30分で深仙小屋のはずです。
笹の中をひたすら下ります。
少し平行移動になったので、終わったかなと思ったら。
やはり下りです。
歩程は35分ですが、たっぷり一時間は歩いてやっと平地です。
深仙小屋のあるあたりにたどり着きました。
こちらが、深仙の宿です。
覗くと中には仏像があります。
行者さんのためのものだと書いてあります。
ここは、三井寺の管理のようです。
それともここが三井寺なんでしょうか。
すぐ横に山小屋もあります。
水場は5分も歩かないうちにあります。
パイプから水が出ていて、受けるようになっています。
後から来たおじさんの話では、ここの水は生では飲めないそうです。
担いできた水はすべて飲料用にまわして、ここの水で夕食にします。
ここで、後から来た人がマナーの悪くて・・・やはりマナーは守ってほしいものです。
なぜか、先についていた青年が譲ったりして・・・。
その青年や、テント泊の方といろいろ話して、気分よく寝ることが出来ました。
やはりいい人たちと話すと気分が晴れ晴れします。
んー、食料の見積もりが甘かったなー、といっていると、青年が、もう下るので、とミルクキャラメルをくれました。
んー、ありがとう。
情報収集した結果、やはりこの先に雪には気をつけた良いということでした。
また、下りが以外に厳しいとのこと。小屋の数も多いので、すこし多めに歩いて貯金したいところです。
日暮れには就寝しました。
たぶん6時過ぎです。
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