大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー 2011/5/3
大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー
2011/5/2~5/8
Part2 2011/5/3
4:00ごろに起きました。
何とか、寒さに耐えて眠っていたのですが、昨日聞いたところでは、今日がんばれば日程短縮の可能性があるとのこと。
で、今日は早く出ることにして、早く起きることにしました。
そのまま、ストレッチします。
んー、体が硬い。
おを沸かして、カロリーメイトを食べて、コーヒー(今回はインスタント)をのみます。
ご一緒した方に挨拶をして、出発します。
5:05ごろ出発しました。このとき標高は1626m(昨日は1630mでしたが、まあ、腕時計の標高計なので)でした。
お世話になりました。
行場の後ろには、お堂のようなものがありました。
水場の上流です。
この辺は、日本の緑という感じです。
このあたりは、この全行程の中で一番好みのエリアです。
美しいですね。
苔むして、瑞々しい感じです。
日が出てきましたか。
しばらく、やや登り方向です。
このへんまで、景色を見て、やや涼しいのですが、歩けば気温もちょうどいい感じで歩いていきます。
雪でしょうか。
気持ちよく歩いていると。
結界です。
女人結界門を出ました。
ここには、結界に関して書かれています。
まあ、このときは、開いてもいいのでは?とも思ったのですが、後で、行者さんに話を伺って、このままでもいいのでは、と思うようにもなりました。
まあ、このあたりは別書きたいと思います。
で、苦手な下りです。
まあ、ここは、ゆるいからいいですが・・・。
あ、また雪が・・・。
だんだん不安になってきます。
こんなに雪が多いのは、例年にはないという話を聞きました。
景色を見ると、やはりこのルートは、周りに比べて標高の高いルートだとわかります。
雪多いな。
雪多いな・・・。
とうとう、ルート上に雪が現れました。
雪にびくびくしながら歩きましたが、
雪が消えました・・・。
とおもったら。
雪です。
もう、回避不可能かも知れません。
ここも、行場のようですが、心の余裕がなくなってきています。
というのも・・・。
もう、雪の上以外にはなく・・・。
なく・・・。
ともかく、ひたすら、雪の上を歩きます。
5月の関西なのに・・・。
2回くらい、踏み抜いてしまいました。
何とか上りきりました。
小普賢岳
2011/5/3 6:46
やはり、雪が気になります。
道標が結構たっています。
やはり、世界遺産になったからかもしれません。
大普賢岳
1780.1m
2011/5/3 7:03
と地図に書いてありましたが、看板には1779.9mとありました。
天気は、微妙ですが、山の奥に分け入ってきた感じがします。
いい感じですね。
ピークなので、この後は下りです。
わかりやすく稜線沿いですね。
トレイルを歩いていくと
景色が広がります。
たぶんこれが、大普賢岳からのエスケープルートです。
こんな急坂を下るなんて、足を痛めてエスケープする場合には使えないかもしれません・・・。
あんな急坂を降りるくらいなら、と、稜線沿い歩きます。
下っていくと
とうとう、鎖場です。
おじいさんの行者さんが歩くくらいだからと、思っていたので、鎖場もたいしたことなかろうと。
ま、こんなもんでしょ。
ここは、ちょっと怖いけど。
落ちたら、ちょっと痛いかも。
横移動の後は下りです。
鎖が見えます。
下から見るとこんな感じ。
しばらくく下りが続きます。
つま先を岩に引っ掛けて下っていきます。
しばらく鎖場です。
下っていきます。
もったいない。せっかく上ったのに。
しばらく下った後、またトレイルを歩きます。
しばらく歩くと8:32ごろ、稚子泊につきました。
楽しく歩ける感じになりました。
このへんで、かなりきつくなってきました。
やはり、行程を短縮しようと気ばかりあせります。
階段を下ったり、小さな上り下りが多く、以外に疲れます。
この辺から、お経の声が追いかけてきます。
後ろに行者さんがいるのでしょう。
そして、9:00ごろ、
1584m 七曜岳
2011/5/3/9:09
到着です。
いっぱいいっぱいです。
この辺で、後ろから行者さんが追いついてきました。
景色を眺めるのもそこそこに出発します。
何か芽吹いています。
まだ、雪解けの時期ですが、力強いですね。
倒木が多いです。
なんとなく、このルートの特徴のように感じます。
トレイルを進んできます。
この稜線を進み続けて、階段を降りると・・・。
ホースから水が出ています。
北から降りてきた人は(吉野->熊野:逆峯というそうです)はしごのあとなので、気づきづらいかもしれません。
10:29ごろ到着しました。
ここで、水補給です。
上にタンクがあるようです。
ちなみに、次の小屋に続いているようです。
・・・ので、後で気がついたのですが、次の小屋で給水できるようです。
その小屋がこれ。
10:38ごろ、1412m
行者還小屋です。
新しくて、すごく立派です。
10分ほど、トイレ休憩などしてから出発です。
結構必死で歩いています。
んー、はじめから短縮とか考えなければよかったかな。
楽しむというより、必死に歩きます。
この辺は、後で見たら気持ちいいなぁ。
もう少し、気持ち的に余裕があれば楽しめたのになぁ・・・。
トレイルを飛ばしていきます。
とまあ、進んでいくと。
寂れた小屋がありました。
12:03ごろ、1459mです。
ここで、避難できるかというと・・・。
屋根から、日の光が漏れ・・・。
床もなく、中でテントを張る勢いでしょうか。
シュラフカバーで、何とか中で寝れるかもしれません。
今の時点で12時を超えています。
5時ごろ出発なので、もう7時間くらい歩いているんです。
ですが、旅程を短縮するどころか・・・。
宿坊発でも6時間ちょいでここまでくるはずでして、今日なら5時間半くらいでここまで来ないといけないのですが、もう7時間です。
苦手なくだりがあったからとか、いいわけはともかくとして、弥山まででもあと3時間くらいありそうですから、このペースで行くと4時間くらいかかるかもしれません。
旅程の短縮どころか、もともとの日程でも、はっきり言ってぎりぎりです。
あせります。
トレイルはいいのに、楽しめない・・・
と感じつつも、必死に歩きます。
とりあえず、このHPのために、写真だけは撮ります。
と、していると、
弁天の森に到着です1600.5mで、13:24です。
まずいです。地図的にはせいぜい40~50分でつくはずが、一時間以上かかっています。
余裕がなくなってきました。
13:58ごろです。
避難小屋から1時間程度の歩程を2時間近くかけています。
さすがに・・・地図、あってるのか・・・。
この辺から上がりが急になって行きます。
だんだん、雪が多くなってきました。
階段が、雪で半分埋まっているような・・・。
もう雪の上を歩くしかありません。
挙句の果てに、ぱらついてきました。
雨、週間天気予報では晴れじゃなかったのかぁ。
もう必死ですが、レインウェアを着るか決断せねば、と考えながら、ともかく必死に歩きます。
本当にもう厳しいかも、とおもった15:14ごろ、
弥山の山小屋に到着です。
1876mです。
持っていった地図の歩程どおり歩けないようです。
もちろん、次の小屋までは3時間くらいかかるので、ここまでです。
もちろん、飛び込みで来たのですが、食事が準備できないとのこと。
普通の山小屋なら、準備してくれるのになぁ、と思いながらもあきらめます。
今日は、歩けないことの理由として、
-
寒くて疲れが取れなかった
-
カロリー不足
を考えました。有人の山小屋なので、暖かいはずです。
今日はゆっくり寝れるでしょう。
で、夕食を多めにとってみます。
ナポリタンと、卵スープです。
ナポリタンはこんな感じ。
さらに、五目ご飯です。
こんな感じ。
五目御飯は半分食べて、半分は明日食べることにします。
食後は、鳥居があったので行ってみます。
進んでいきます。
小屋から、ほんの少し歩くだけで、天河奥院です。
ここが、弥山の頂上になるそうです。
夕方、ここの小屋で、お昼に会った行者さんに会いました。
ここで、いろいろ伺ったのです。
行者さんの実態をいろいろ教えてもらって、非常に楽しめました。
7時ごろ就寝です。
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