大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー 2011/5/2
大峯奥駈道(大峰奥駈道)ツアー
2011/5/2~5/8
Part1 2011/5/2
いろいろ考えた末、今回は比較的情報が多い 大峰奥駈道に決めました。
距離があるが、年配の行者さんが歩いているのに歩けないわけがない。
(この辺からすでに勘違いがあるのですが・・・。)
90kmくらいあるようです。
地図を買って歩程を確かめると、普通に行けば6日でしょうか。
しかも、日程は長いし、かなりエスケープルートまで距離があります。
エスケープルートに行くことをを決めてから、5時間くらい歩かないとバス道に行かない。これはつらい。
この段階ではなめていたのであまり不安に思わなかったのですが、ソロ行なので、アウトドアの保険に入ることにしました。
-
一日目:吉野・奥千本~山上ヶ岳宿坊
-
二日目:山上ヶ岳宿坊~弥山山小屋
-
三日目:弥山山小屋~深仙小屋
-
四日目:深仙小屋~平治宿
-
五日目:平治宿~キャンプ適地(笠捨山~玉置神社の間くらい)
-
六日目:キャンプ~熊野本宮旧社地
装備を整える上で、ネックはやはり水と食料と重量。
いろいろ考えて、食料を決めます。今までは結構あまっていたので、食料を少なめにしました。
水は、スタートの段階で3lの飲み水と0.5lのミネラルウォーターをつめたところ、
荷物は約17kgでテントなし。
テントが1kg強なので18.5kgといったところ。
当日の朝は知り合いに送ってもらえました。
最悪、吉野駅くらいから歩かないといけないと思っていたが、奥千本から歩けます。
朝、8:26ごろから歩き始めることが出来ました。
バスを使っても、公共交通機関を使ったらあと、30分くらい遅くなっていたと思います。
写真がよくないですが、金峰神社からスタートです。
ここまで、バスが来ています。
金峰神社にお参りし、旅の無事をお願いします。
右側を入っていきます。
すぐに道しるべがあります。
このへんで、850mくらいの標高です。
気持ちよく、トレイルを歩き始めます。
体が重いです。まあ、何ヶ月も歩いていないので当たり前ですが・・・。
山を眺めながら歩きます。
ここは、植林で作られた感がある感じですね。
桜も見つけました。
吉野といえば桜ですよね。
この日はこの一本しか見つかりませんでした。
道路から、また土に入っていきます。
雰囲気出てきましたね。
まだ、一日目なので、気持ちよく歩けます。
この辺は景色どおり、整ってますね。
まだ、植林感がありますね。
もう5月なのですが、雪が・・・。
まあ、このときは、珍しいなー、くらいしか考えていませんでした。
四寸岩山に着きました。
1235m 2011/5/17 10:07
です。
三角点を見るとこうしてしまうのは、3000m以上でもそうでなくても同じですね。
ちょっと雰囲気が変わってきました。
いい感じです。
頂上付近はこんな感じ。
いざとなったらテントはれるかもって、感じですね。
さすがにピークです。
この辺はもう稜線沿いという感じですね。
わかりやすい稜線です。
足摺茶屋跡に小屋?がありました。
10:23ごろです。
中もすごく立派です。
特に休憩せず、そのままいきます。
踏みしめ感も気持ちいい感じです。
この辺は、まだ、道に近くて、車道が見えます。
しばらく歩いて、11:11ごろ二蔵宿小屋に到着です。
1078mくらいです。
中も立派ですね。
十分です。
ここで、知り合った人が、今日は大峯山寺で、”戸開け式”(だったかな)があるそうで、泊まることはできないだろうとのことでした。
ここで泊まろうか、と思ってしまいました。
さて、ここから、ルートが分かれるのですが。
小屋の表示を見ると大天井ヶ岳に行くルートと迂回路があります。
しかも迂回路が旧道・・・。
ピークには行きたいけど、オリジナルの道も歩きたい。
少し悩んで、(実は間違ってるかもしれないけど)オリジナルの旧道を行くことにしました。
迂回路には水場もあります。
迂回路を歩くと40分程度早くつけますので、ここは、休まずがんばります。
また雪です。
まあ、このくらいなら、と思いますけどね。
さて、再び稜線近くまで上がってきました。
13:06ごろ女人結界です。
1212mです。
行者さんが、般若心経らしきもの(私には判断がつかないですが)と唱えています。
それにしても、ザックとか、行者さんも近代的だねぇ・・・。
ここには錫杖がありました。
トレイルは気持ちのいい感じです。
倒木が多いのは、なんだか、大台ヶ原みたいですねぇ。
トレイルを歩いていくと
お堂がありました。
実は、倒木にやられていっています。
というのも、荷物が重いので、しゃがんだりするたびに、かなり疲れます。
以外につらいなぁ。
稜線沿いのトレイルを歩きます。
やはり、ところどころ雪があります。
ちょっと、雪が気になってきました。
行場がありました。
すぐに洞辻小屋です。
15:09ごろで、標高は1453mです。
ここから、すぐに次の休憩場所があります。
ここでは、特に休憩せず次に行きます。
このあたりから、だんだん整備度が上がっていきますが、
坂が急になってきて、結構きついです。
やっぱ、なめてたかなぁ。
もう、20歩、歩いては休む感じになっていきます。
大峯山に入ります。
このへんから、やたら行者さんが増えてきました。
木道を歩いていきます。
このへんで、行者さんのキーホルダー的なもの・・・(写真がないのが残念ですが)を拾いました。
やはり、行者さんも落し物するんだねぇ。
あれが山上ヶ岳かな、と力を振り絞っていきます。
もすぐ、本日の宿泊先です。
で、門です。
だんだん雪が増えてきましたね。
宿坊も立派なものがあります。
ここで、トイレに行きたくなって、とある宿坊前で、
”この辺にトイレ無いですか?”
と聞いたところ、
”トイレだけですか?”
と、暗にここに泊まるなら・・・という・・・。
このときは、神仏の宿坊なのに商売っ気出すなんて、と相当いらっときたので、絶対にここに泊まらないと決めました。
まあ、後で理由も後でわかるわけですが・・・。
この宿坊は、お寺が経営しているというよりは、お寺が認定した別の方々が営業しているそうです。
その人たちは、得た利益の一部をお寺やこの行場に還元するそうです。
(もっと、込み入った話も合うかがいましたが、まあ、やめておきましょうね)
というわけで、商人さんなんですね。
まあ、それでも、場をわきまえて商売してほしいなとは思いますがね。
大峯山寺の本堂です。
この扉が今日開くのかぁ。
立派ですね。
ここを心のよりどころにして、毎年こられている方もいるようです。
その人たちによると、扉も痛んでいるとの話が聞こえてきました。そうは見えませんでしたが。
16:08ごろです。
1199mです。
開くところも見てみたいような気がしますが、深夜とのこと。
ここでは泊まらないと意地で決めたので、参道を進みます。
まあ、実際、この辺までは参道といってもいいかな。
この先も参道なんだから、と思って進みます。
時間も16:00ごろですから、急がないといけません。
夕闇は18:00ごろでしょうか。
地図を見ると小笹宿が次の小屋です。
山頂で聞くと30分程度とのこと。
水場もあるようです。
地図的には苦手な下りなので苦しいですが、何とかいけそうです。
ここで、社務所に落し物を届けて再出発です。
もう、かなり、山中の景色ですが、実は見ている余裕はありません。
もう行かなくっちゃ。
行者さんが唱えているのは絵になりますね。
景色は、かなり変化してきましたね。
倒木も多いです。
大台ヶ原っぽいですね。
雰囲気出てきました。
尾根沿いですが、けっこう下っていきます。
足がつらい・・・。
特に右の足の付け根が・・・。
少し下った感じです。
時計を見るともう歩き始めて35分。
もう、行き過ぎてしまったのかなぁ。
心配になってきました。
足も痛いし。
お、あれか。
わかりますか?
水色が見えてきました。
ただの小屋だと思っていたら、行場があります。
ここも、立派ですね。
ここは、水場があります。
なんと豊富な水でしょうか。
ここでは、3~4人泊まれそうな山小屋です。
薄暗いですが。
ここまで追いつ追われつで歩いてきた方は、縦走する私に小屋を譲ってテントを張ってくれました。
テントの撤収も時間がかかりますから。
小屋を広々二人で使わせてもらいました。
ご一緒した方は、熊野から歩いてきたそうです。
今日は楊枝の宿小屋から歩いてきたとのこと。
いろいろ教えてもらいましたが、雪がひどいとのこと・・・え、5月の関西なんですが・・・。
また、明日がんばって、楊枝の小屋まで歩けば、6日の日程が5日でいけるとのこと。
がんばってみようか、と。
フリーズドライの食事をして、寝ることにしました。
もう19:00ごろには寝入っていました。
・・・が、寒い。
素足で、シュラフに入ったのですが、寒い。
予備に持ってきたダウンジャケットを着込み、靴下を履き、何とか眠りにつきました。
コメントやご感想などありましたら、aqrのブログにお願いしますm(。。)m